イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

授業用に新しいホワイトボードを買い、ゴミの捨て方を問い合わせAI相手に苦戦

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 今年は午年です。「昔の日本では、十二支の動物は、年だけではなく方角や時刻を示すのにも用いられていて、時刻としては「午」は正午の頃を示していたので、その前である朝を午前、そのあとを午後と言うんですよ」という話は、日本語をゼロから教える生徒には、時間の学習をするときにしています。

 けれども、わたしがうちで個人授業で教える生徒の中には、すでに日本語を独学で、あるいは大学などで勉強したことがあるという人も少なからずいます。今年は午年だからと、そういう生徒さんの今年初めの授業があったとき、授業が終わってから「あと5分時間がありますか」と聞いたら「大丈夫ですよ」とのことだったので、十二支と午と午前・午後の関係を説明して、知らなかったという正午という言葉と、今年は午年だということを教えたら、喜んでくれました。

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 我が家で行う授業でもやはりホワイトボードに板書した方が教えやすく伝わりやすいだろうと考えて、ホワイトボードを購入したのは、4年前、2021年9月6日のことでした。


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 文字や音声だけではなく、絵などの視覚情報があると、楽しんで学べるし記憶にも定着しやすいので、いい買い物をしたと思っています。

 縦に使っても横に使っても、こうして置いて立てることができる上に、

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反対側にもやはり同じように書けるところがあり、持ち運びもできて便利です。

 とても気に入っていたこともあり、いつか紹介しようと思って、上のような写真を2021年9月9日に撮影していたのですが、ずっとパソコンに取り込んだまま放置していました。

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 上の板書は、昨年11月の授業で、まもなく日本に旅行に出かける生徒たちに、旅行中に役立ちそうな表現を教えたときのものです。

 こんなふうに4年以上活躍してくれたホワイトボードでしたが、最近ではアセトンやアルコールを使っても書いた文字が消せなくなった上に、金具がさびて外れるところも出てきました。

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 そこで節分だった2月3日に、長い間お世話になったこのホワイトボードと、傷み始めてからも長く使ったお気に入りだった古い傘を、思い切って処分することにしました。

 雨の中、プラスチックや金属、紙などのゴミをそれぞれ外に捨てに行ったのですが、傘とホワイトボードを捨てる段になって、どのゴミ扱いになるのだろうと疑問に思い、再び家の中に持ち帰りました。インターネットで調べても分からず、電話かチャットメッセージで問い合わせようと考えたのですが、そのときちょうど正午を過ぎたばかりで、対応は朝は正午まで、午後は3時からとなっています。そこで3時まで待ってチャットで問い合わせたのですが、応じるのはAIで、時間や手間がかかるばかりで、求める回答にはなかなかたどり着けません。幸い、傘は分別できないゴミ扱いだと分かったのですが、ホワイトボードについては、こちらでは回答しかねるので電話で問い合わせてくださいとのことです。

 何度電話をかけても、いくら待っても、けれども誰も出てくれません。困り果てて、別のチャットの番号に問い合わせると、再び同じ質問に何度も答えることになりました。その果てにようやく、ゴミ処理センターに持って行く必要があることが分かったのですが、そのときには問い合わせを始めてからすでに30分経っていました。そうして、その後も「もう解決したので大丈夫です」と返事をしたにも関わらず、チャットのAIからの質問が立て続けに来て、ようやく一連の問い合わせが終わったのは約1時間後となりました。そのときには雨がひどかったこともあり、結局、ホワイトボードも傘もまだうちの中なのですが、とりあえずどこに持って行けばいいかが分かってほっとしています。

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 さて、傘については数か月前に新しい傘を買ったのですが、ホワイトボードはまた新しいものを買わなければいけません。同じ商品があれば、それを買うつもりだったのですが、今ではもう販売されていない上に、以前のホワイトボードと同じつくりのものはないようです。

 そこで、次に買うホワイトボードを選び始めたのですが、種類も大きさもあまりにも多いので、見ているうちに途方に暮れました。最初は同じ40cm×30cmで、つくりは違うにしても両面に書き込めて机上におけるものがいいと考えていたのですが、見るうちに、うちの台所で行う個人授業であっても、さらに大きいホワイトボードの方が、もっと生徒に分かりやすいように、かつ楽しんでもらえるように板書ができるだろうと考え始めました。

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 日本の高校で国語を教え始めた年に、「授業が終わったあとに、生徒が板書を見て、授業の流れや学んだことをさっとふり返ることができるようでなければいけないので、授業中に板書を消してはいけない」と教わったことを、イタリアの大学や学校で日本語を教えるときも、ずっと念頭に置いてきました。と言っても、学校の授業は、同僚の先生のご都合で6時間、あるいは8時間連続になることもあり、そういう場合は、その日の授業がまだすべて終わっていなくても、板書を消さざるを得ないこともあります。

 小さいホワイトボードは補助的に何かを説明するときに使う程度だったのですが、もっと大きければ、ホワイトボードをさらに効果的に使って授業ができるはずです。あれこれ悩んで検索と検討を重ねた末に、60cm×90cmくらいの大きさが妥当だろうという結論に至り、数あるメーカーの多数の商品の中から、ようやく一つ選んで注文することができたのは、ほんの1時間ほど前のことです。

 台所は四方に家具が置いてあったり流し台やコンロなどが設置されていたりするために、壁にホワイトボードをかけることができません。スタンドもあるものを買おうかとも考えたのですが、わたしが使い慣れている横向きに大きなホワイトボードを置けるようなスタンドつきの商品はありませんでした。けれども、授業のときだけホワイトボードの後ろに置いて、支えとして使えそうなものにあれこれ目星をつけていますので、到着予定は2月20日と遅いのですが、届いたらうまく活用できるようにあれこれ工夫してみるつもりでいます。

 新しいホワイトボードが届くまでは、授業で使おうと考えて買っていた大きな厚紙を、代わりに使って書いていくつもりです。

 決めて注文するまでにひどく迷い、時間がかかったので、ようやく決まってほっとしています。夫には、小さい方が机の上で書いて生徒に見せることもできて便利だろうにと言われるのですが、夫はホワイトボードの魔術師であるわたしを知らないのです。きっと大きいホワイトボードを使いこなしてみせます。


*追記(イタリア時間2月6日11:57)
 今、この記事を見直し、書き直すにあたって調べると、ペルージャでゴミ処理を行う業者、GESENUへの問い合わせ先を書いたページに、ペルージャにおける業者が対応できる日時が書かれていました。そして、ペルージャでは昨日は午後1時までは電話で応対していた上に、その時間帯であれば問い合わせが少ないので電話での待ち時間も少なかったことと、水曜日の午後3時以降は問い合わせが多いために電話での待ち時間が長い時間帯であったことが分かりました。
 ペルージャでゴミ処理を行う業者、GESENUは全国各地でゴミの回収・処理を行なっています。昨日はGESENUに問い合わる前に、自分で情報を見つけ出そうと、インターネット上にあるゴミの分別の仕方を説明したページやPDFを探して、見つけ出したものの、そこには傘とホワイトボードの捨て方は書かれていませんでした。その捨て方を説明するPDFに書かれた電話とチャットに応対できる時間帯を参考にしたのですが、よく見たら、そのPDFはサルデーニャでの分別や電話・チャットへの応対について書いたものでした。やれやれ。


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Commented by nonkonogoro at 2026-02-06 08:58
私は100円ショップの小さなホワイトボードを
冷蔵庫に貼り付けていて 冷蔵庫内の食品の賞味期限をメモしています。
今は 小学校などの黒板も ホワイトボードになっているようですね。 ホントに便利になりましたね。

日本語は 漢字もひらかなもカタカナもあるので
こうして イラスト付きで 丁寧に説明すると
分かりやすいですよね。

ホワイトボードの魔術師さん
がんばってくださ~い (*^^)v

Commented by Yukachin423 at 2026-02-06 09:39
イタリア語をかじっている私にも興味深いです。イラストも可愛いですね。
その後のお話もぜひ😊
Commented by pothos9070 at 2026-02-06 16:00
昔々、ホワイトボードを作っている会社にご縁があって
製造工程を拝見したことがありましたが
私が思っていた以上に精密で、仕上がり具合を見ると
ちょっとした芸術品だと感じたことがありました。
naokoさんに素敵なホワイトボードが届きますように(^-^)
Commented by soratokumo214 at 2026-02-06 20:17
新しくなったホワイトボードの使い方
楽しみにしています
とてもいい先生ですね~このボードで分かりました
Commented by milletti_naoko at 2026-02-07 23:42
のんさんはホワイトボードを台所で
冷蔵庫内の食品管理に使われているのですね!
なるほど、いろいろな使い道がありますね。
小学校でも黒板ではなくホワイトボードなのですか。

ありがとうございます。がんばります!
Commented by milletti_naoko at 2026-02-07 23:46
Yukachinさん、ありがとうございます。
イタリア語を勉強されているんですね!
新しいホワイトボードが早く届きますように。
Commented by milletti_naoko at 2026-02-08 01:14
ぽとすさん、ということは少なくとも昔々には
日本にもホワイトボードを作る会社があったのですね!
いろいろな商品を比べていたら、幾層にもなっていて、その
内部の素材に工夫を凝らしていたり、他者より厚くなっていたりと、
興味深かったのですが、選ぶのがさらに大変になってしまいました。
ありがとうございます。最後はもう早く届かなくてもいいと、とにかく
これだというものを選んだら、届くのが2週間先となりましたが、
楽しみに待ちます♪
Commented by milletti_naoko at 2026-02-08 01:19
soratokumo214さん、温かいお言葉をありがとうございます。
Commented by katananke at 2026-02-08 09:34
イタリアでもゴミの分別は結構細かいのですね〜
こちら 傘は 布の部分と 骨の金属の部分と はなして 別々の分別になりますし
ペットボトルの 瓶の部分と キャップとも 別の収集で 結構細かいのですが
いま 外国人がおおく移入している地域は
なかなか徹底できずに 問題がおきておりますよ〜 地球規模でかんがえて ゴミ問題はしっかりわけないと 近未来が 大変な環境になってしまいますね〜

ホワイトボードを上手にかつようの
「魔術師」さん 教え方も「魔術師」さんです〜
お侍のイラストがかわゆい〜
そして 干支の午の解説、、 目から鱗でした〜
ありがとう〜
Commented by milletti_naoko at 2026-02-08 17:40
katananke05さん、なんと日本では各家庭で傘も
分解して分別になるのですか! 日本では実家のある
松山の分別の細かさに驚いたのですが、ホテルでは
産業廃棄物としてそのまま処分されるのでゴミを分別
しなくていいと弟から聞いて驚きました。

温かいお言葉をありがとうございます。
干支の午の話は、日本の高校の古文の授業で、徒然草の
冒頭の京都での大火の描写で、たつみの方角から火が
上がって戌亥まで及んだという箇所があったりするのを
機に教えていたように思います。十二支の順序とそれぞれの
動物に該当する時刻や方角を覚えるように生徒に言っていて、
試験でも「戌亥」とはどの方角かなどという問題を出していました。
今もそんなふうに教えているのだろうかと、懐かしいです。
by milletti_naoko | 2026-02-06 08:47 | Insegnare Giapponese | Comments(10)