イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

ひな祭りに散らし寿司 映画に出たお好み焼きもいつか夫のために

 「今日はひな祭り、女の子のお祝いだから」と、昨夜は映画館からうちに帰ったあと、超特急でなんちゃって散らし寿司を作って、夫と二人で食べました。

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 午後6時45分頃に映画が終わったあとは、夕食の選択肢がいくつかありました。いつもの映画・夕食仲間の友人たちが、昨日は午後5時半からアッシジの聖フランチェスコの聖遺骨の拝謁を予約していて、他の共通の友人を交えて、7時半からサンタ・マリーア・デッリ・アンジェリのレストランでいっしょに食べないかという誘いがあったのですが、いつ終わるかはっきりは分かりかねる映画が終わってから、30分車で移動し、さらに駐車場からしばらく歩く必要があったため、時間的に間に合うかどうか分からないために、返事を保留していました。朝は、せっかくひな祭りなのだから、材料を買って散らし寿司を作ろうか、それとも映画館の近くにおいしい日本料理が食べられる店があればそこで食べようかと考えて店を探したのですが、10時過ぎに職場の夫から電話があって、外食するなら友人たちとアッシジで食べることになるらしいと分かったので、買い物では散らし寿司に使えそうなものとしてはスモークサーモンだけを購入し、映画館の近くの日本料理店をそれ以上探すのはやめていました。けれども、仕事が終わって映画を見たあとで、さらに遠方まで食事のために車で移動する元気は夫にはないようだったので、映画が終わったあとは、二人で映画館のあるショッピングモール内の飲食店を見て回りました。寿司屋もあるのですが評価は今ひとつのようです。夫はピザを食べたいようでしたが、土曜に食べたばかりなのでわたしはできれば日本料理が食べたいと、夫が書店をのぞいている間、スマートフォンで探したのですが、これだという店は見つからず、結局うちに帰ってわたしが散らし寿司を作ることにしました。

 急いで1時間あまりでうちにあるもので作ったのですが、それでもわたしとしてはそこそこにおいしくできて、ひな祭りの日に散らし寿司が食べられて、うれしかったのですが、夫は8時半過ぎまで夕食を待たなければいけなかった上に、それほど好きではない散らし寿司を食べるはめになって、「おいしくないというわけではないんだけれどね」と言ってはいましたが、どこか無理してつき合ってくれたという感じでした。

 義弟夫婦や友人たちなら、寿司だと喜んでくれたと思うのですが、夫は、小麦粉で生地を作って発酵させて焼いてできたパンやピザが好きなのです。



 昨夜見た映画、『レンタル・ファミリー』には、主人公たちがお好み焼きを鉄板で焼いて、おいしそうに食べる場面があって、夫はその場面を見て、「あれは何、おいしそうだなあ」と言っていました。わたしは両親が四国育ちで、わたし自身は15歳で松山市に引っ越すまでは、横浜・札幌・東京で育ち、大学を出て愛媛県立高校の国語の教師となり、12年間勤めたあとでイタリアに留学しようと退職するまでに、三つの高校に勤めました。お好み焼きをうちで食べる習慣はないままに育ったわたしは、1、2回だけ店で友人とお好み焼きを食べた記憶があるのですが、松山ではなかったように思いますし、赴任先の学校の近所にお好み焼き屋があった記憶はないので、きっとどこか旅行に出かけた先で、友人といっしょに食べたのではないかと思います。

 それで、イタリアに暮らし始めてから、ブログを始め、皆さんのブログを通して、家でお好み焼きを作って食べるお宅もあるのだと知って驚いたのですが、





近いうちにわたしも、こちらで手に入る材料を使って、お好み焼きらしきものを作って、夫に食べさせてあげようと思ったのでありました。

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 雨が降ったあとに晴れた暖かい日が続いて、テラスではローズマリーの花が次々に咲いています。



 13年前の春に花市で、季節が過ぎたからと安売りだったので買って植えた球根からは、



小さな花の数がどんどん少なくなってはいくものの、今も春が近づくと、きれいな花を咲かせてくれます。

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 他の季節にはすっかり忘れて放置しているために、小さい花の数が年々少なくなるのでしょうが、それでも、春を覚えて健気にかわいらしい花を咲かせてくれて、ありがたいことです。

 ひな祭りだった昨日は、こうしてテラスと庭の花を楽しみ、また映画館を出てペルージャの家に戻る途中には、

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スーペルストラーダを走る車から、大きく美しい満月も見ることができました。我が家からは月はかなり高く昇ってからしか見えず、走行する写真からではうまく撮影できなかったのですが、さやかな月が見られて、うれしかったです。
 

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ブログテーマ:雛祭り
Commented by koito_hari616 at 2026-03-05 15:16
こんにちは

ご主人さまに、お好み焼きは合っているでしょうね
和風ピッザですよ。。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
色々と中身も上にのせるトッピングも工夫して食べたら
美味しいでしょうね♪
Commented by ciao66 at 2026-03-05 15:59
春らしい彩りの、ひな祭りにはぴったりの、
「なんちゃて」とは思えないような、美味しそうなお寿司ですね!

『レンタル・ファミリー』本編映像の“heaven on your tongue ”という洒落たセリフの有るシーン、面白そうだねと思ったのです。
劇場公開したばかりだと知り、久しぶりに近くの映画館に行ってみようかと思います。
Commented by meife-no-shiawase at 2026-03-05 17:01
なおこさん。
イタリアにいらっしゃっても日本の文化や伝統もきちんと継承されているのは素晴らしいですね~♪

わたしも今年は久しぶりにひな祭りに日本にいることができたので、自分のお雛様をみながら両親と一緒に過ごすことができました。
何か、子供を思う親の気持ちとか、それが伝え続けられているということを改めて尊いなと思うことができました。

台湾の友人にひな祭りのことを説明しようとしたらけっこう大変でした。(笑)。なおこさんもイタリアのご友人たちや生徒さんたちに日本の文化を紹介されることも多いと思いますが、日本で当たり前だと思っていることも、国が変われば・・・で、なかなかきちんと伝えるのが難しいです。

Commented by milletti_naoko at 2026-03-05 18:50
結うさん、こんにちは。
そうなんです。粉物は大好きなので、きっと気にいるはずです。豆腐が嫌いな夫のために遠い昔にお好み焼き風の豆腐料理のレシピを見つけて作ったことがあるのですが、そのときの反応がどうだったのか、うろ覚えです。
イタリアで手に入る、いえ、ペルージャでも手に入る食材で、なんとか挑戦してフライパンで焼いてみます。
Commented by milletti_naoko at 2026-03-05 20:23
ciao66さん、ありがとうございます。翌日に夫が弁当として職場に持っていけるようにとも考えて多めに作ったのですが、結局持っていかなかったので、今日のお昼にも食べられて、うれしいです。

イタリア語では確か "paradiso per il palato"と言っていたように思いますが、英語のセリフの方がしゃれていますね。なるほど、この言葉もあって夫は食べてみたいと思ったのでしょう。
Commented by milletti_naoko at 2026-03-05 20:48
メイフェさん、ありがとうございます。継承していると言うより、祝って食べたいと言う気持ちが大きかったんですよ♪ 

ご両親も久しぶりにひな祭りをメイフェさんと過ごすことができて、きっと喜ばれたことでしょうね。おっしゃるとおり、根本には親の子供を思う気持ちがあるのですよね。その気持ちは世界共通なので、メイフェさんのお言葉できっと台湾のお友達にも伝わったことと思いますよ。
Commented by getteng at 2026-03-05 22:24
naokoさん
老生は本場に長年住んでいるのですが、お好み焼きは断然関西風が好きです。
さすがに当地には関西風の店は1軒しかありません。
Commented by nonkonogoro at 2026-03-06 08:26
神戸出身なので
お好み焼きは 家で食べる物だと思っていました。
四国では そうではないのですね。
もちろん 街中にもお好み焼きの店はありますが
滅多に行ったことはなかったです。
ホットプレートで作る お好み焼きや焼きそばは
息子達のいる頃は 簡単 楽ちん 美味しい
定番献立でした。
夫は こういう料理は好みではないので
今は 出来合いのお好み焼きを自分用ランチにしています。

ヒヤシンス
可愛い姿ですね~(*^^)v
Commented by rurikaki at 2026-03-06 13:48
やはり,幾つになっても子供の頃の事は
思い出しますね~
♫灯りをつけましょ、ぼんぼりに~
覚えていますかしら・・・

Commented by katananke at 2026-03-08 12:00
家でキャベツを丸ままかって ロールキャベツで使い、、炒めて使い、、 あとどうしようかと思ったら 息子がお好み焼き、、という時あり、、
神戸育ですが そこでは食べたことなかったけど
家ではときどきつくります、、 が 本当はあの
「おたふくソース」が味の決め手かもですね、、
私は普通に 中濃ソースをかけますけどね、、

おいしそうなチラシ寿司なのに
ご主人さま お寿司の 酢味ご飯がダメなのでしょうか、、そういう 外人も結構いるみたいで、、(ご飯が腐ると 酸っぱくなるからの 理由??) オーストラリアで売ってたお寿司も
酢味ではなかったです〜 あの酢味ご飯が美味しいのにね〜
Commented by milletti_naoko at 2026-03-09 06:26
gettengさん、お好み焼きも地域によって味が違うのですね。
Commented by milletti_naoko at 2026-03-09 16:52
のんさん、ところ変われば、いえ、おそらくは
家が違うと、同じ日本に暮らしていても家で食べる食事
はさまざまなのでしょうね。ありがとうございます。
興味深いです。

なんとだんなさまはお好み焼きがお好きでないとは!
かわいらしい花が、毎年咲いてくれてくれてうれしいです。
Commented by milletti_naoko at 2026-03-09 16:58
rurikakiさん、女の子の成長を願うすてきなお祝いですよね。
歌はもちろん覚えています。日本語の授業で教えるには
歌詞が難しいので、授業で取り上げたことはないのですけれども。
Commented by milletti_naoko at 2026-03-09 17:53
katananke05さんもお好み焼きをお宅で
作られているんですね! 夫といっしょに日本旅行中にひょっと
したらお好み焼きを食べたことがあったかもしれないと、
今になってふと思いました。たこ焼きか何かを食べたとき、甘い
ソースが苦手で夫が食べるのに苦労していたのですが、わたしは
タコを食べないので、あのとき食べたのはお好み焼きだったかもしれ
ないと。おたふくの焼きそばソースのつもりで間違って買ったお好み
焼き用のソースが実はまだあるんですよ。

夫は米というかごはんそのものがあまり好きではないんです。酢は
好きで、サラダを和えるとき多めに入れますし、わたしが酢飯を
作るとき、他の人は料理の本にあった酢や砂糖・塩の割合がちょうど
いいと言うのですが、夫はいつも酢が足りないと言うので、多めに
入れるほどなんです。
by milletti_naoko | 2026-03-05 07:41 | Gastronomia | Comments(14)