イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

『地底旅行』読めば懐かしいシチリアのエオリア諸島

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 3月8日の夜、寝しなにゆっくりゆっくり読み進めていた『地底旅行』を読み終えました。

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 わたしが初めて出会ったジュール・ヴェルヌの冒険小説は、2013年にフランス語学習のためにと読んだ『八十日間世界一周』の原書です。夫の少年時代からの愛読書がジュール・ヴェルヌの『神秘の島』だと聞いていたこともあり、書店で見つけて手に取って、どうやら易しく書き直した本でなくても読めそうだと分かり、購入したのですが、以来そのおもしろさに魅かれて、数冊読んでいます。

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Isola di Vulcano, Lipari (ME), Sicilia 18/9/2023

 地名も耳慣れぬ北欧を主人公たちが旅する様子を、挿絵を頼りに風景や場面を想像しながら読み進めていたら、やがて地底への入り口へと、アイスランドの火山の火口を下り始めました。



 そのときに思い浮かべながら読んだのが、3年前の秋に訪ねたシチリア州エオリア諸島(Isore Eolie)ブルカーノ島(Isola di Vulcano)の火山とその火口の風景だったことは、1月にもすでに記事にしています。

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 その後、苦難の連続となる地底への旅行を読み続け、もう少しで読了というときになって、火山の噴火のおかげで地底から湧き上がる海水を利用して地上に戻ることができた主人公たちが、その挙げ句にたどり着いたのが、なんとエオリア諸島のストロンボリ島だったので驚きました。

 去年の秋の旅行も、夫はまたエオリア諸島に行きたいと言っていたのですが、「2年前に行ったばかりだし、飛行機に船と交通費、そして宿泊費もかなり高くなるから」と、代わりにプーリア州のサレント地方に行き、結果的には夫も行ってよかったと、とても喜んでくれました。懐かしいエオリア諸島のストロンボリ島に読む本の中で出会うことができて、また主人公がその自然や風景の美しさ、果実のおいしさに感嘆する様子を読むことができて、うれしかったです。

 2023年にエオリア諸島に行くことを決めたとき、ストロンボリ島も確か夫がぜひ訪ねたいと考えていた島の一つだったのですが、訪ねようと考えていた他の島から遠く、また物価も高いために、候補から外しました。

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 ストロンボリ島へはブルカーノ島からも船で行くツアーがあったのですが、滞在する島そのものをしっかり訪ねようと考えて、利用しませんでした。

 いつかまたエオリア諸島に行く機会があったら、他の島からストロンボリ島に行く船の周遊ツアーを利用してみるのもいいのではないかと思います。

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Isola di Salina, Malfa (ME), Sicilia 23/9/2023

 ストロンボリ島はわたしたちが訪ねた島から離れていたために、他の島から見えたとしても遠くに小さく見えるばかりでした。例えば、サリーナ島(Isola di Salina)で上の写真の城へと登ったときに、

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北東を見やると、右にパナレア島(Isola di Panarea)、左にストロンボリ島(Isola di Stromboli)が並んで見えました。

 エオリア諸島には島がいくつもあるため、写真を見返してどの島かを判断するのは難しいのですが、このときは、

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左手、西にフィリクーディ島(Isola di Filicudi)、その向こうにさらに霞んでアリクーディ島(Isola di Alicudi)が、



そして、映画、『イル・ポスティーノ』の撮影舞台となったポッラーラ(Pollara)が見えていたので、位置から判断して、ストロンボリ島に間違いないことが分かります。



 そして、次に訪ねたフィリクーディ島で、宿のテラスから東を見やると、そのサリーナ島の向こうに朝日が昇り、

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Isola di Filicudi, Lipari (ME), Sicilia 25/9/2023

そのすぐ左にパナレア島、さらに離れて上の写真の左端にストロンボリ島が見えました。

 『地底旅行』は主人公たち冒険もおもしろくて夢中で読んだのですが、この本を読んだおかげで、まだ記事にできていないことも多いエオリア諸島旅行を思い出し、写真を見返すきっかけになって、うれしかったです。


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Commented by tanatali3 at 2026-03-12 08:27
こんにちは
いい旅をしてますね。イル・ポスティーノは時間がゆっくりという感じでした。
ストロンボリと言ったら、アメリカではイタリア風パン。どうしても食べ物になってしまいます。カミさんもたまに作ります。^^
Commented by cenepaseri at 2026-03-12 09:23
ジュール・ヴェルヌの冒険小説はいいですね〜
小学時代に読んだ記憶があります。
古い映画ですが『地底旅行』(若しくは地底探検)は
この小説に忠実でかなり面白かったです。
Commented by milletti_naoko at 2026-03-13 17:56
tanatali3さん、こんにちは。ありがとうございます。
ストロンボリというイタリア風のパンがアメリカにはあるのですね。驚きました! そう言えばイタリアにも、イギリスにはないのに英国風のという名がつくデザート、zuppa ingleseがあります。
Commented by milletti_naoko at 2026-03-13 18:19
ぱせりさんは、なんと小学校時代に読まれたのですね!
その頃に読んでいたらもっと世界が広がっていただろうなと
思います。小学校の頃はアンシリーズやホームズを夢中で
読んでいました。
ありがとうございます。ぜひ見つけて鑑賞してみたいです。
by milletti_naoko | 2026-03-11 23:57 | Sicilia | Comments(4)