イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

ひなげしの赤・新緑・黄色い野の花きれいオルヴィエート崖下周遊コース

 土曜日にオルヴィエート(Orvieto)崖下周遊トレッキングコース(Anello della Rupe)を久しぶりに歩くと、日当たりのいい南面の崖の下に、菜の花がたくさん咲いていました。

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Orvieto (TR), Umbria 11/4/2026

 ペルージャより南にあるオルヴィエートは、ペルージャよりさらに気温が高く暑いほどでしたが、太陽の日差しのように明るい色の花が彩る道を、春の景色を楽しみながら歩きました。

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 歩く前にまず、いつものお気に入りのオルヴィエート郊外の日本料理店、Ristorante Giapponese Nihoriで昼食を食べて、腹ごしらえをしました。わたしはいつものように14ユーロのお得なランチメニューから、サーモンざんまいの料理3品を選んで食べました。せっかくだから新鮮なサーモンをできるだけ食べようと料理を選ぶと、植物繊維がほとんどないため、最近では、うちを出る前にりんごを一つ食べやすいように切って携帯し、店に着く少し前に食べるようにしています。

 昨日は夫が出発前にすでに農作業や庭仕事で疲れていた上に、最近は夫のディーゼル車の燃料である軽油の値段が高騰しているため、ガソリン車であるわたしのアイゴを、行きも帰りもわたしが運転しました。そのため、昨日は店の駐車場でリンゴを食べました。夫はこの頃、職場での仕事や山の家での農作業から帰宅したあと、巣別れするミツバチたちを捕まえるために駆り出されることも多く、そのために疲れたがたまっているのでしょう。

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 昨日は夫は、トンカツとフライドポテトを注文して食べました。なじみの給仕の女性が言っていたように「お子さまメニュー」でしたが、夫はうれしそうに食べていました。ソースも若干甘みがあっておいしかったそうです。


 昨日の記事でもお話ししたように、おとといは歩き始めたのが2時43分で日が高く、中心街からソリアーナ門(下の地図中❺)を通って、崖下周遊コースの東の端に出る前に、崖の下方をのぞくと、断崖の南東面の下は太陽が照りつけて暑そうだったので、いつもと逆方向、反時計回りに歩きました。

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 日陰が多い崖の北面を歩くうちに日が傾いて、一周を終える頃には崖の南東面の下も日陰になっているだろうと考えたからです。

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 城壁の下の藤を撮影してから、コースを歩き始めると、やはり北面の下は日陰が多く、暑さに苦しまずに歩くことができました。時計回りに歩くと、最後に長いながい登り坂が待ち構えているのですが、反時計回りに歩くと、最初に長い下り坂が続きます。

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 北面にも、時々日が差すところがありました。崖の北面の下は日陰であることが多いためか、キンポウゲが一面に咲いていました。

 上のウォーキング記録の地図中、❷を少し通り過ぎたあたりまで来ると、

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下方に花盛りのセイヨウハナズオウが見えて、鮮やかなピンクの花がとてもきれいです。

 この木のすぐ近くに、凝灰石の十字架のエトルリア墳墓遺跡(Necropoli Etrusca di Crocifisso del Tufo)があって、紀元前6〜5世紀の古代エトルリア人の石造りのお墓が並んでいます。それで梶井基次郎が桜を語る文を思い浮かべ、「セイヨウハナズオウの木の下には死体が埋まっている。だから、あんなに花が美しいのだ。」などと考えて、ひとり楽しみながら歩きました。

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 ドライブ中に車内からきれいに咲くバラを見て、夫が「崖下のバラ園のバラも今きれいに咲いているんじゃないかな」と言っていたのですが、バラ園は日当たりのよくない北面にあり、また、剪定がつい最近されたばかりだったためもあって、開きかけたつぼみが一つあるばかりでした。

 上の写真で前方に見える崖の端を曲がれば、崖の北面下から日光が降り注ぐ南西面の下に出ます。角を曲がったとたんに暑くなるだろうと覚悟していたのですが、太陽の下に出たとたんに、前方から強い風が吹きつけてきたおかげで、暑さに苦しまずにすみました。

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ローマ通りに出ると、長い間丸坊主だった並木の菩提樹が、柔らかな緑色をした若葉に包まれています。(上の地図中❸)

 この車道をまっすぐ行くとローマ門があって、門を通って歴史的中心街に入ることができるのですが、わたしは門まで行き着く前に、右手にある坂道を、崖下周遊コースへと下りました。

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 そうしたら、坂道を下ってすぐのところ(地図中)で夫に出会いました。夫はいつもどおり時計回りに歩いてきたとのことで、南面の下は太陽が照りつけてひどく暑かったそうです。そのため、「このあとはローマ門から中心街に入る」と言うので、出発前に決めていたように、4時半に薬草専門店前で待ち合わせることを再確認しました。

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 崖の南面に出ると、菜の花が一面に咲き、その間に真っ赤なひなげしが咲いています。

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 まだ4月半ばでひなげしの季節には早く、かつて5月に見たときほどには咲いていなかったのですが、それでも、まだ花が数輪だった2週間前に比べると、花の数がかなり増えました。あでやかな赤い花がきれいです。

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 崖の南東面に来ると、一周している間に日が傾いたおかげで、道はすっかり日陰になっています。夫が歩いたときには日が当たっていた道です。

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 長いながい坂道を登って、ソリアーナ門(Porta Soliana、地図中❺に到着し、下方の藤の花がすでに日陰になっているのを確認してから、門を通って歴史的中心街に入りました。夫に電話をして「できれば先に大聖堂近くの藤の花を見に行きたいのだけれども、そうすると待ち合わせ時間に遅れてしまう」と言いました。すでに藤の花を見ていた夫に咲き具合はどうかと尋ねると、「きれいだから、ぜひ見に行くといいよ」と教えてくれました。二人で話した結果、まずはまっすぐ薬草専門店に行って買い物をして、そのあと、わたしは大聖堂へと藤の花を見に行き、夫は買ったものを持って車に戻ることにしました。

 春の花に彩られた崖下周遊コースを歩き、さらに中心街で藤と椿の花も見ることができて、本当によかったです。

 久しぶりに長距離を運転し、たくさん歩いたあとに帰りも運転して疲れましたが、夫が運転すると車間距離を取らなかったり、無理な追い越しをする車に腹を立てて、わずかな車間距離でぴったりその車の後につけたり、猛スピードで追い越したりすることがあって、はらはらすることがあるので、そういう意味では、自分で運転する方がドライブ中に心穏やかでいられるかもしれません。


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ブログテーマ:お花見
Commented by getteng at 2026-04-14 10:10
naokoさん
貴国のトンカツのでかいこと!
これって、揚げる前に叩いて平たくするのですか?
千切りのキャベツが大量に欲しいところですね。
Commented by milletti_naoko at 2026-04-14 15:29
gettengさん、イタリアの日本料理店で食べるトンカツは
日本に比べてかなり薄いことが多いのですが、おっしゃるように
大きいですよね。貴重なオリーブオイルを消費しすぎないよう
普段はわたしもここまでではないものの薄めの肉を使っているのですが、
一度日本のトンカツに近い厚い肉で作ったら、薄い方がおいしいと
夫に言われたので、夫はこういう方が好きなのでしょう。
最近ダイエットと言って揚げ物をわたしがあまり作らないので、外食で
食べてくれて助かります。
Commented by katananke at 2026-04-16 13:35
私はめったと トンカツは作りませんがそれでも
同居してる息子のために 時々はつくってみると 久しぶりに食べると美味しいですね〜
それにキャベツの千切りが多く食べれて
それもよろし〜です〜
いつもながらに お散歩道 お花がいっぱいでうつくしい〜
Commented by milletti_naoko at 2026-04-17 17:10
katananke05さん、日本ではトンカツと言うと
やっぱりキャベツですよね。この店ではキャベツがない上、
日本料理店で夫としてはほしいパンがないので、代わりに
フライドポテトで代用しているという感じです。
春の花がたくさん咲いていて、うれしかったです。
去年は確か花を楽しみに行ったら刈られたばかりだったという
記憶がぼんやりとあるのでなおさらのこと。
by milletti_naoko | 2026-04-13 19:48 | Umbria | Comments(4)