イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

ピッツォ名物トリュフ型ジェラートとダンテと何事も予習が肝心

 4月下旬にトレッキング旅行に出発する前に、カラブリアに行くと言うと、「カラブリアのどこに行くの」と聞かれることが多く、トレッキング旅行で訪ねる土地の名を答えたものです。数ある地名の中で、トレッキングの最終目的地、ピッツォに反応する人が多く、そういう人は皆「ジェラートがおいしいので、ぜひ食べなければ」と言っていました。

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Pizzo (VV), Calabria 24/4/2026

 ジェラートがおいしい店はイタリアじゅうにあるので、どうしてかしらと思っていたら、日本語の生徒に教えてもらって、ピッツォ(Pizzo)はトリュフの形をしたジェラートの発祥地として有名で、そのトリュフ型のジェラートがおいしいのだと知りました。ただ、そのとき、「一番おいしいのは、このジェラートを考案した店なんですけど、その店の名前がどうしても思い出せません」と教え子は言っていました。いったいどの店だろうと思いつつ、わたしはトレッキング旅行前夜から終了までの4日間の宿の予約や、宿の主人とのやりとりや皆との連絡を担当していたため、調べる余裕がないままに旅行に出発することとなりました。

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 3日間毎日約20kmの道のりを歩いて、ようやくピッツォに到着したときには全員がくたくたで、トレッキングの到達地点である古城に行き、トレッキング旅行の終了証をもらったあとは、すぐに宿に行ってしばらく休みました。部屋に入ってから支払いはオンラインで済ませる必要があると知り、そのサイトの仕様が分かりにくく、最終的に支払いが終わるまで苦労した記憶があります。

 しばらく休んでから、ピッツォ名物のトリュフ型ジェラートを食べに行こうということになったのですが、「考案した店のジェラートがおいしいそうよ」と言っても、夫は調べようともせずに部屋を出て、ジェラート屋がずらりと並ぶ広場へと歩いていきます。

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 リュックを背負って城塞まで向かっていたときに、すでにその広場を通っていましたし、広場は宿のすぐ近くでした。ただ、広場にはいくつもジェラート屋が並んでいて、どの店が生徒の言っていた本元のおいしい店なのか、まずは広場を注意しながら歩いてみないと、あるいはインターネットで調べてみないと、分からない様子でした。

 けれども夫は、ジェラート屋ではなくバールという看板を出していて、けれどもトリュフ型ジェラートが食べられる店に入って、ここで食べようと言います。席に着いて渡されたメニューを見て、最低でも7ユーロという値段の高さと、種類の多さに驚きました。

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 夫は元祖トリュフ型ジェラートを、いちごが大好きなわたしは、いちご風味のトリュフ型ジェラートを注文して食べました。どちらもとてもおいしかったです。甘いものの味にはうるさい夫が、これはおいしいと喜んでいました。

 ただ、食べ終わって広場を歩いていたら、実はすぐ先に、トリュフ型ジェラートを考案した店、Danteがあったことが壁に書かれた説明を読んで分かりました。

 しかも、宿やレストランの中にはIl Cammino Coast to Coastと提携していて、トレッキングコースを歩く人には料金を割り引くところがあるため、この日、夕食を食べる場所を決めるにあたって、割引のある場所の一覧を見ていたら、先のダンテをはじめ、四つのジェラート店の名前が並んでいて、しかもどこもトリュフ型のジェラートが20%引きとあるではありませんか。わたしたちが食べた店では合計14ユーロ払ったのですが、他の店も価格は似たようなものでしょう。割引が利用できたはずである上に、あとで口コミを見たら、ダンテなど、割引のある店の方が評価が高かったので、やはり食べる前に調べておけばよかったと思いました。

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 翌朝は早朝に駅まで30分ほど歩いていって電車に乗る必要があるので、早くに開いているバールがあればそこで朝食を食べることになりました。夕食を食べたレストランで訪ねると、それならダンテがいいとのことです。先のジェラート屋のダンテは、バールでもあるのです。

 ダンテは宿からも近いので、夕食後に行って聞いてみると(上の写真)、鉄道駅へと余裕を持って出発できる時間帯に朝食が食べられることが分かりました。

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25/4/2026. 6:37

 というわけで、ジェラートこそ食べられなかったものの、翌朝、このダンテで朝食を食べることはできました。

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 店内の壁には、黒トリュフ(tartufo nero)とういう言葉とトリュフ型ジェラートの絵がかかれたページを、ダンテがいつもの憂愁を帯びた表情で眺める絵も描かれていました。



 バールにはトレッキングの旅人用に、ダンテの絵も描かれたスタンプも置いてあり、旅人のパスポートに押してもらうこともできました。

 偉大な詩人、ダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri)のスタンプも旅の証のパスポートに加わったことが、うれしかったです。


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Commented by meife-no-shiawase at 2026-06-01 15:42
なおこさん♪

私も調べ魔なので(笑)、おススメなどを聞いたら先に必ず調べていきたいほうですが、男性はそこまでしないのかもしれないですね。(笑)。
それでも美味しかったと書いていらしたので良かった~と思ったら、割引があったとはー。20%とはなかなかの割引率ですもんね。

私、ジェラートが大好きなのでイタリア本場のジェラートなんて羨ましいです~。
種類が多かったとのことですが、よくあるフレーバー以外にもいろいろあったのでしょうか。
なんだか美味しいジェラートが無性に食べたくなっちゃいました。(笑)。
Commented by ciao66 at 2026-06-02 12:34
お得で美味しいものは、やはりリサーチするのが良さそうですね。
リサーチはずれも、偶然任せがいいこともありますが、、、
Commented by milletti_naoko at 2026-06-03 23:39
メイフェさん♪ 夫は以前は、営業時間や場所をあまり調べずに
行ったら閉まっていたとか、ぐるぐる周囲を回らなければいけず大変だった
ことがあったのですが、最近でもそれでも事前に情報を調べるようにはなりました。
せっかちで調べる時間を惜しむのですが、それでかえって時間を取られていたと言いますか。
割引がないのは残念でしたが、幸い夫も満足するおいしいジェラートだったので、よかったです♪

このトリュフ型ジェラートは、一般のジェラートとは違うようで、わたしが食べたいちご風味のジェラートも、中心にはジェラートではなくむしろこってりしたクリームのような生クリーム風味の部分があって、その味わいがいちご風味と合っていて、おいしかったです。メニューには10ほどいろんな種類のジェラートが並んでいました。

台湾はメイフェさんがご紹介される数々のかき氷がおいしそうですよね。
by milletti_naoko | 2026-06-01 06:58 | Calabria | Comments(3)